二十七こ目

北白川バッティングセンターで仲良くなった風俗のお姉さんに聞いた話。
いわゆる色情霊というやつが寄ってきて、お姉さんの体をあちこちいじってきたそうだ。
最初は恐かったお姉さんだがだんだん腹が立ってきて、「それ以上触るんならこっちも商売だ、金払ってもらうよ、三途の川の渡し賃だけじゃ到底足りやしないよ!」と啖呵を切ったらすっと消えたそうな。
僕はお姉さんが未だに現役であることのほうが恐かった。