2004-07-09 四十四こ目 百物語 交通警備員のバイトをしていた時の話。 高速道路工事の警備に入ると36時間とか48時間連続での勤務は当たり前なのだが、これは警備だけではなく工事のおっちゃん達も同じだ。 交代は道路公団のおっさんが視察に来る直前に行われる。 まともな工事になるわけがない。 俺は道路公団の若造にぶつくさ言われたのを未だに根に持っているのでいつか蹴り殺すためにつま先に鉄板の入った安全靴をまだ持っている。 顏は覚えている。