書店員という下層階級

以前も書いたと思うけど書店員で年収300万を越えてる人はほとんどいない(´Д`)y-~
いるとしたら中堅以上のチェーンで展開している書店の本部に属する人間で実際に現場で働くことの無い人たちだろう
年収300万つーと月収で税込み20万のボーナス夏冬各一ヶ月か
手取りだと残業代とかで変動するとして16〜18万くらいだろうか
独身ならまあ暮らせないことも無いだろう
だけど結婚はむずかしいし子供となるとまず無理だ
だから書店員は三十代で転職することが多い
転職せずに書店員を続けている人はほとんどが独身だ*1

書店員という仕事は、ワーキングプアと紙一重の下層階級なのだ
しかし俺の知っている書店員たちは仕事に誇りを持っている
金は無いけど心は貴族な人たちばかりだ
それは、彼らが本が好きで、本を売るという仕事が好きだからだ
だけど、ほんとにそれでいいんだろうか?
現場にいて本の動きを正確に読み取り、平積みや棚のレイアウトをデザインするベテラン書店員が、取次や版元の初任給なみの給料でいいんだろうか?
個人経営の書店がほぼ壊滅した今、次に来るのはチェーン展開している書店の人材不足による荒廃と崩壊だ
その次のことはあまり考えたくない
おそらくは雑誌はコンビニ、書籍はアマゾンがほぼ独占し読者は本を手にとって選ぶという事が出来なくなるだろう

*1:家が金持ちだとその限りではないが