2005-12-29 七十七こ目 百物語 何かを書こうとして、頭の中にあるものにうまく言葉を当てることが出来なくなることが多々ある。 老化現象なのかもしれないけれど、だとしたら、老化現象とはなんと恐ろしく苦しいものなのだろう。 この恐ろしさを解せず、また先人の言葉に学ばないままであるとしたら、多くの人は恐怖のあまり死んでしまうかもしれない。 それを逃れる一つの方法としては何一つ理解しないまま生きていくという手がある。 かくして若者は生き残るために理解することを拒む。